ヘレンカミンスキー (HELEN KAMINSKI) プロバンス12(12PROVENCE) CERISE レッド ストローハット(簡易ケース付) - アイテム検索

*****2013年 ぜいたくな夏本番です。入荷しました。まだまだ、お待ちいただいている方もおられ、順番に発送しています。 V(^^)(^o^)/(^^!*****


●●●●●●在庫切れの場合の納期は、通常4～6日程度ですが、メーカー次第ですのでメーカー確認後にメールにてお知らせいたします。●●●●●●


オーストラリアを代表する【HELEN KAMINSKI】のラフィア製ハット。つばは自由に曲げたりできます。折りたたみもできて、軽くて丈夫、旅行にも最適です。ジーンズはもちろんスカート、水着にもよく合います!!天然素材ラフィアは軽くて柔軟性があるので、折りたたんでバッグに入れてもOK。リボンを絞ってお好みのサイズに調節ができ、かぶり心地もバツグンです。さらに、キレイに保管できる専用BOXが付いているので収納にとても便利です♪紫外線が強い季節、デイリーに大活躍してくれそうです。

【サイズ】フリー、つばの長さ 約12.0cm
【素材】ラフィア
【カラー】CERISE100%
【付属品】専用BOX



森村 誠一(もりむら せいいち)の『人間の証明』でドラマを織りなすひとつの詩(し)で、有名となりました。このオーストラリアを代表する【HELEN KAMINSKI】のラフィア製ハットは、懐かしい麦わら帽子風です。

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。

詩人 西条 八十(さいじょう やそ)の原題「ぼくの帽子」より