バルベーラ ダスティ スペリオーレ ロウヴェ 赤 31002
じっくり落ち着いて飲みたい逸品
バルベーラ ダスティ グスティンの特級品。最良の部分の畑から手摘みでさらに選りすぐったぶどうのみを使用し、グランクリュに匹敵するワインです。訪問時ゆっくり試飲して感動し、価格を聞いて諦めかけましたが、やはり少量仕入れました。
ビターチョコレートやプルーン・紅茶の香りに、充分に熟した果実味があります。光を通さない程の凝縮した色合いですが、タンニンは細やかで飲み易く、豊かでふくらみのあるボディです。羊肉、香りの強いロースト、だちょうなどの特殊な鳥肉、豚ひれ肉、ステーキ、またチーズはブルーチーズ、ブリー、グリュイエール、チェダー、フォンティナなどとよく合います。
~以下、ちょっとマニアック~
このワイン造りは、1967年当時 Vigneto Serra として知られていたバルベーラ種の小さな1つの畑から始まりました。
収穫は10月に手摘みで行い、その後、手で仕分けをして圧搾します。醗酵はステンレスタンクにて、28~30℃で行います。合計21日間のマセラシオンによって、この非常に特別なワインはぎゅっと凝縮されます。優しく圧搾された後、自然にマロラクティック醗酵が80%はタンク内で、20%は樽内で行われます。攪拌ののち、醸造に入ります。
ロウヴェは新しいフレンチオーク樽で、最低14ヶ月間寝かされます。後にびん詰めを行い、出荷までタンニンが熟成するのを12ヶ月は待ちます。8~10年は楽しめるワインです。
ロヴェーロ氏のコメント:非常に濃いルビーを思わせる色合い、赤い実の果物、特にベリー類、カシス、苺に、たばこのような煙のニュアンスが合わさった複雑な香りをもつ。味わいは、熟して丸みを帯びたタンニンが快く、まさしくフルボディ。素晴らしい構造、複雑さ、飲み込んだ後の余韻も心地よく後をひく。モンフェッラートの丘という土地の個性を良く現しているワインである。
獲得したメダル:2002年ニューヨークでのOIWEで1999年が金メダルならびにカテゴリー内ベスト
このワインは成分が凝縮していますので、澱が出やすくなっています。
2008-09-17 14:24:22